難関資格、社労士

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近年、就職に有利な資格として人気が高まっているものに、社会保険労務士があります。社会保険労務士、通称社労士は厚生労働大臣が認定する国家資格で、社会保険や労働保険に関する書類の作成代行や人事・労務管理に係る相談に応じることなどを主たる業とする専門職です。社会保険や労働保険に関する事務はほぼあらゆる会社に存在するものですし、人事や労務管理に関する業務もまた同様です。そのため、社労士は非常に汎用性の高い資格として需要があります。同時に、独立開業が可能な資格であることも人気の一因となっています。社労士になることを希望する人の数は多く、試験は狭き門です。そのため、事前の学習は欠かせません。各種学校の講座を受講するなどして万全の準備をしておくことが合格のカギとなります。

社会保険労務士の制度が誕生したのは1968年のことで、資格取得のための国家試験は翌1969年から始まりました。試験は毎年1回行われ、当初は国が直接実施していましたが現在は全国の社労士で構成される公法人に委託されています。制度開始後しばらくは受験者数も1万人に満たず、合格率も10パーセント台の前半という状況が続いていましたが、最近では人気の高まりを受けて受験者数は4万人から5万人台、合格率も5パーセント台の年があるなど、難易度は上昇しています。なお、試験に合格しても自動的に社労士になれるわけではありません。合格後に2年以上の実務経験を積むか、所定の通信教育及び面接講習を受講したのちに初めて社労士を名乗ることができます。